映画【劇場版 呪術廻戦0】King Gnuが歌う主題歌「一途」と「逆夢」が最高!!乙骨とリカ、五条と夏油の関係性と歌詞のシンクロ率が凄い!

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こんにちは、長月です。

先日は映画【呪術廻戦0】の感想と見どころを紹介しましたが、今回はKing Gnuが歌う主題歌について語っていきたいと思います!

昨年11月5日、YouTubeプレミア公開で初公開された映画の予告PV。その中で主題歌がKing Gnuによる「一途」であることも同時に発表されました。

『劇場版 呪術廻戦0』公式YouTubeより 

私はこの時リアルタイムでPVを観て、興奮のあまり思わず叫んだ

King Gnuと言えば、アニメBANANAFISHのエンディング曲「prayer X」、紅白でも披露した大ヒット曲「白日」などセンスあふれる楽曲を連発する今や大人気の4人組バンドです。

そんなKing Gnuが映画のために書き下ろしたまさに呪術廻戦0の為の曲「一途」、それだけで期待がとんでもなく高まりました!

しかしサプライズはもう一つあった。

映画公開日の12月24日、もう一つの曲「逆夢」が発表されたのです。

アップテンポで疾走感の溢れる「一途」とは対照的に「逆夢」はスローテンポなロックバラード。

そしてこの2曲の歌詞が今回の映画のメインである乙骨とリカの純愛、そして五条と夏油の切ない関係性に見事にシンクロしていて泣ける。

以下、それぞれの曲がどのようにキャラクター達の心情とシンクロしていたのか筆者の個人的な考えで考察していきます。映画の内容や連載中の漫画本編の内容に触れますので、ネタバレが嫌な方はご注意ください。

「一途」の真っ直ぐな歌詞は乙骨とリカの不器用ながらも一生懸命な純愛のテーマ

King Gnuの楽曲はギター兼ボーカルの常田大希さんが作っています。呪術廻戦の原作を知った上で曲を書き下ろされたそうで、それもそのはず。歌詞の中に原作で出てくる乙骨の台詞が入っているのです。

最後にもう一度力をかして

そのあとはも何もいらないよ

この部分、クライマックス間近のシーンで乙骨がリカちゃん対して言う台詞ですね。夏油によって高専の仲間を傷つけられ怒りが爆発した乙骨はそれまでの弱気な様子とはガラッと変わり、夏油を倒せるならここで死んでも構わない、だからリカちゃん最後に力をかして、その後は全部リカちゃんにあげるよ…一緒に行こう(逝こう)。と告げます。

この乙骨の言葉は心から言っている本心でしょう。夏油を倒しその凶行を止められるならそれでいい、後悔は無いと。

この辺りの台詞が「一途」の歌詞で表されています。

個人的には、物語のクライマックスに向かう乙骨の怒りからの覚醒〜ド派手なバトルシーンに特によく合う曲だと思います。前半のまだ弱々しい少年という感じの乙骨ではなく、一気に爆発してド派手に戦う乙骨に。曲調がアップテンポで疾走感がハンパないからでしょうね!

「逆夢」は今はもういない大切な誰かへのメッセージのよう。五条と夏油の呪術高専時代から悲しい結末までに想いを馳せる

King Gnu公式YouTubeより

逆夢の意味とは?

現実とは真逆のことが起こる夢のこと だそうです。

この曲の歌詞は僕と言う一人称視点で歌われています。

大切だった人が今はもう隣にいない、それでも生きる意味を探しながら生きていくということが表現されています。

これ、夏油と離別してからの五条視点に当てはめてみるとあまりにも切ない。

あなたはいつだって 当たり前のように隣にいると そう思っていたあの頃

この部分。原作の8、9巻で描かれた五条と夏油の高専時代では2人は呪術師としての任務や高専での生活など多くの時間を共にしていた様子がわかります。当時の五条は夏油が離反して自分の傍からいなくなるなど思ってもみなかった事だと思います。

しかしとある重要な任務の中で2人とも瀕死の状態となり護衛対象だった少女を守りきれず死なせてしまうということが起こります。その結果五条は今まで以上の力に覚醒し、文字通り人類最強と言っていいほどの呪術師となる。

一方の夏油はその任務の中でこれまで守るべき対象と思っていた呪力を持たない人間=非術師の欲にまみれた醜さを目の当たりにして、自分の中の信念とも言える考えが揺らぎ始めてしまいます。

そして悩んだ末に夏油が選んだ選択は、五条との決別。

夏油の心を想像してみると、これまで対等と思っていた親友が覚醒して突然遠い存在のようになったこと、自分が居なくても五条はもう1人で最強なんじゃないか?それと同時に自分の信念が揺らいだことで自身の存在意義を考えてしまったのではないか…と感じます。

五条からすれば夏油の選んだ選択は、突然自分達を裏切り離れていくという理不尽で理解できない行動でしょう。

一生涯 醒めないほどの 荒んだ夢となる

決別後の2人はそれぞれの時間を生きていきます。五条は高専の教師となって後進を育て、夏油は自分の考えに同調する仲間を集め非術師のいない世界を作るために呪詛師となって暗躍する。

その結末が今回の映画のラストで描かれている部分ですね。

乙骨に敗れ、瀕死となりながらも夏油はまだ「次こそは…」と1人呟き諦めていない様子。そこに五条が現れて初めて観念します。

夏油に最後の言葉をかけ、とどめを刺す五条。

何処かで何かが変わっていたら、2人はずっと親友のまま共にいられたのか?五条が最強と言われる程の力を手に入れなければ対等のままの2人で居続けられたのか?あの任務がなければ夏油の離反が無かったのか?

そんな様々なifの世界を望んでしまうほどに、2人の決別は悲しい出来事です。

逆夢とは、現実とは真逆のことが起こる夢

五条と夏油はお互いに決別することのない、ずっと親友として、最強の2人として生きている世界を夢見たことがあるのではないか。それは2人にとっての逆夢なのではないか。そして五条は、夏油のいなくなった世界で今も1人そんな逆夢を何度も見ているのではないか。

そう思います(泣)。

まとめ

映画のために書き下ろされたこの2曲、どちらも素晴らしく作品の世界観とストーリーに合った名曲だと思います。

歌詞の美しさ、ボーカル井口さんの美声がとても素晴らしいですよね。

これがきっかけとなってKing Gnuにハマった方も多いのではないでしょうか?筆者は何曲か知っている程度のニワカでしたが、呪術廻戦の映画を観てからKing Gnuの過去のアルバムをサブスクでダウンロードして聴きまくっています。めっちゃ良い。おススメです。是非聴いてみてください!

呪術廻戦の単行本は現在、最新刊の20巻まで発売されていて、9月21日には映画【劇場版 呪術廻戦0】のDVDも発売されます。

さらに来年2023年には原作の8巻以降のエピソードが描かれるアニメ第2期の放送があります。大人気キャラ・五条悟の過去が明かされますので期待が高まりますね!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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